高校化学その17 無機化学 硫酸、接触法 授業の予習にもセンター試験にも大学入学共通テストにも使える高校化学講座
今年度は大学入試センター試験の最後の年で、来年度からは大学入学共通テストが始まります。
そこで、これから何回かに分けて大学入試センター試験にはもちろん、来年度からの大学入学共通テストにも使える考え方をご紹介しようと思います。
高校3年生は大学入試センター試験に向けて、そして高校1,2年生は大学入学共通テストに向けて、記事をフル活用してほしいです。まだ、化学がそこまで進んでいない場合でもついていけるように基礎から分かりやすく解説します。
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まず、2つの試験の違いは、大学入試センター試験では、暗記中心の問題が出題されるとするならば、大学入学共通テストは、身の回りの事柄を化学と絡めた問題が出題されるということです。
つまり、これからは暗記に頼らない思考力が必要とされます。
しかし、大学入試センター試験でも、難関大学を目指す受験生は、高得点が要求され、暗記だけで高得点を取ることは難しいので、また、ハイレベルな二次試験が待ち受けているため、必然的に思考力を養う必要があります。
この記事で基礎知識を確認しつつ、しっかりと思考力をつけていきましょう。
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前回の記事
https://tutorkun.hatenablog.jp/entry/2019/10/15/210210
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接触法
硫酸は接触法と呼ばれる方法で製造されます。
その際用いるのは酸化バナジウム(V)です。
まず、硫黄を酸化して二酸化硫黄にします。
その二酸化硫黄と酸素の混合物を酸化バナジウム(V)の層を通して三酸化硫黄にします。
その三酸化硫黄を濃硫酸に吸収させ、濃硫酸中の水と反応させて、硫酸にします。
この一連の流れの化学反応式は触媒は聞かれやすいので、自分で作れるようにしましょう。
濃硫酸の性質
鉄、ニッケル、アルミニウムと反応し、金属の表面に酸化皮膜を形成して、反応が進まなくなります。この時の状態を不動態といいます。
高沸点で、蒸発しにくいという不揮発性があります。
水を吸収する吸湿性があります。
分子内から水分子を取り出す脱水性があります。
酸化力が強いです。
まとめ
接触法の流れは?
濃硫酸の性質は?
ではまた。
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