高校化学その8 溶液 授業の予習にもセンター試験にも大学入学共通テストにも使える高校化学講座
今年度は大学入試センター試験の最後の年で、来年度からは大学入学共通テストが始まります。
そこで、これから何回かに分けて大学入試センター試験にはもちろん、来年度からの大学入学共通テストにも使える考え方をご紹介しようと思います。
高校3年生は大学入試センター試験に向けて、そして高校1,2年生は大学入学共通テストに向けて、記事をフル活用してほしいです。まだ、化学がそこまで進んでいない場合でもついていけるように基礎から分かりやすく解説します。
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まず、2つの試験の違いは、大学入試センター試験では、暗記中心の問題が出題されるとするならば、大学入学共通テストは、身の回りの事柄を化学と絡めた問題が出題されるということです。
つまり、これからは暗記に頼らない思考力が必要とされます。
しかし、大学入試センター試験でも、難関大学を目指す受験生は、高得点が要求され、暗記だけで高得点を取ることは難しいので、また、ハイレベルな二次試験が待ち受けているため、必然的に思考力を養う必要があります。
この記事で基礎知識を確認しつつ、しっかりと思考力をつけていきましょう。
画像はすべてフリー素材やSNSからのものとなります。
前回の記事
https://tutorkun.hatenablog.jp/entry/2019/10/04/195847
溶液
溶媒が極性を持つ場合、イオン結晶や極性分子はとけやすく、無極性分子はとけにくいです。
反対に、溶媒が極性を持たない場合、イオン結晶や極性分子はとけにくく、無極性分子はとけやすいです。
極性を持つ溶媒は水
極性を持たない溶媒はヘキサン
です。
コロイド溶液
直径が10^-9〜10^-7mくらいの大きさの粒子をコロイド粒子といいます。
コロイドで覚えてほしいものは2つ。
疎水コロイド、親水コロイドです。
疎水コロイドは水と疎遠なので、加える電解質が少量でもすぐに沈殿します。
沈殿する現象を凝析といいます。
親水コロイドは水と親しいので、加える電解質が多量でないと沈殿しません。
沈殿する現象を塩析といいます。
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ヘンリーの法則
一定圧力で、一定量の液体に溶ける気体の質量は圧力に比例する。
この法則は大切です。
圧力が2倍になろうと3倍になろうと溶ける体積は変わりません。質量、また物質量のみが変わります。
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