高校化学その21 アルカリ土類金属元素とマグネシウム 授業の予習にもセンター試験にも大学入学共通テストにも使える高校化学講座
今年度は大学入試センター試験の最後の年で、来年度からは大学入学共通テストが始まります。
そこで、これから何回かに分けて大学入試センター試験にはもちろん、来年度からの大学入学共通テストにも使える考え方をご紹介しようと思います。
高校3年生は大学入試センター試験に向けて、そして高校1,2年生は大学入学共通テストに向けて、記事をフル活用してほしいです。まだ、化学がそこまで進んでいない場合でもついていけるように基礎から分かりやすく解説します。
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まず、2つの試験の違いは、大学入試センター試験では、暗記中心の問題が出題されるとするならば、大学入学共通テストは、身の回りの事柄を化学と絡めた問題が出題されるということです。
つまり、これからは暗記に頼らない思考力が必要とされます。
しかし、大学入試センター試験でも、難関大学を目指す受験生は、高得点が要求され、暗記だけで高得点を取ることは難しいので、また、ハイレベルな二次試験が待ち受けているため、必然的に思考力を養う必要があります。
この記事で基礎知識を確認しつつ、しっかりと思考力をつけていきましょう。
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前回の記事
https://tutorkun.hatenablog.jp/entry/2019/10/23/193003
アルカリ土類金属元素
ベリリウム、マグネシウムを除く2族元素のことをアルカリ土類金属元素といいます。
水との反応
強塩基性の溶液と水素が発生します。
硫酸との反応
白色固体の硫酸塩が生成されます。
水には溶けません。
炭酸との反応
白色粉末の炭酸塩が生成させます。
塩素との反応
潮解性の塩化物が生成されます。
マグネシウム
水との反応
熱水と反応して、水酸化マグネシウムと水素が発生します。
硫酸との反応
水に溶ける硫酸マグネシウムが生成されます。
炭酸との反応
水に溶けない炭酸マグネシウムが生成されます。
塩素との反応
潮解性を持つ塩化マグネシウムが生成されます。
まとめ
アルカリ土類金属元素とマグネシウムの塩が水に溶けるか溶けないかということがよく問われます。
最後に確認しておきましょう。
アルカリ土類金属元素のそれぞれの反応は?
水に溶ける溶けない?
マグネシウムのそれぞれの反応は?
水に溶ける溶けない?
ではまた。
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